立命館大学ゲーム研究センターの運営に長年にわたり重要な役割を果たしてきた細井浩一氏が、「京都市芸術振興賞」を受賞しました。表彰式は2025年3月27日(木)に執り行われました。
「京都市芸術振興賞」は、京都市内で活動を行い、新人の育成や芸術に係る活動環境の向上に大きく貢献された方々に授与されるものです。
受賞理由
細井氏は、立命館大学大学院経営学研究科博士後期課程を指導認定退学後、立命館大学において政策科学部教授、映像学部教授、アート・リサーチセンター長、衣笠総合研究機構長などを歴任。現在はZEN大学知能情報社会学部教授、同大学コンテンツ産業史アーカイブ研究センター所長、ITコンソーシアム京都参事などを務めています。
日本の表現文化資源(浮世絵からゲームまで)を対象に、その長期的な保存から活用に至るまでを社会的プロセスとして捉え、文化資源としての組織化に寄与する人材・機関・制度の構築を模索し、研究に注力してきました。特に「ゲームアーカイブ・プロジェクト」は、産学公連携による包括的な保存活動として1990年代後半から継続しており、講演活動や後進の育成にも尽力するなど、日本におけるゲーム研究の第一人者として多大な貢献を果たされています。
関連資料
京都市公式広報資料 https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/cmsfiles/contents/0000338/338316/houdousiryou.pdf