2022年度第11回定例研究会 ファーストパーソンシューティングゲームの「スキン」をめぐるプレイヤー行為の考察――『Battlefield V』のケースを中心に

来たる2022年12月5日(月)、立命館大学ゲーム研究センターによる2022年度第11回定例研究会を実施いたします。発表者は、Yang Siyu氏です。登録・参加料不要となっております。お誘い合わせの上、奮ってご参加のほど、お待ちしております。

■発表タイトル Title
ファーストパーソンシューティングゲームの「スキン」をめぐるプレイヤー行為の考察――『Battlefield V』のケースを中心に

■発表者 Presenter
Yang Siyu(立命館大学 先端総合学術研究科)

■日時 Date and Time
2022年12月5日(月) 19:00-21:00

場所 Venue
Online ( ZOOM )
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/91015543036?pwd=ekdpOG9jdkJwMWtILzB6VU8rcUxLZz09
ミーティングID: 910 1554 3036
パスコード: 031509
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概要 Summary
本研究は『Battlefield V』の「ゴールドスキン」を入手するためにプレイヤーが編み出す「イレギュラープレイ」を考察する。このようなゲームの中で「スキン」がカスタマイズ要素として存在し、高難度タスクをクリアして入手する「上級者の証」と「貴重な報酬」として認識される「ゴールドスキン」が存在する。しかし、場合によってプレイヤーがルールを逆手に利用し「ゴールドスキン」を入手する。本研究は『Battlefield V』の中国コミュニティにおけるやりとりを「カウンタープレイ」で考察する。結果は、プレイヤーの行動は確かに「カウンタープレイ」的な遊び方であるが、「カウンタープレイ」としての「報酬システムを否定する」の結果を望まない一方、その結果を無意識的に生み出せるという「緩やかなカウンタープレイ」であることを主張する。結論として、ゲーム内報酬をめぐりプレイヤーの遊び方に新たな視点を提起する。

2022年度第12回以降の開催予定のお知らせ

2022年度第12回以降の定例研究会の開催予定につきましても合わせてお知らせ致します。
発表者や日時につきましては現時点では以下を予定しております。
正式に決定次第、改めてお知らせ致します。

第12回
発表者:LI Xiaoxu 2022年12月19日(月) 19:00-21:00
【研究テーマ】Game + Dynamic Difficulty Adjustment + In-game Audio elements

第13回
発表者:Susana Tosca 2023年1月30日(月) 19:00-21:00
【研究テーマ】Transmedial Dreams of Kyoto

第14回
発表者:FEBRI Abdullah 2023年2月13日(月) 19:00-21:00
【研究テーマ】Procedural Content Generation (PCG) and serious games