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先日、本サイトにおいてお知らせいたしましたように、本センターの発起人のお一人であり初代センター長を務めてこられました上村雅之先生(立命館大学ゲーム研究センター研究顧問)が、2021年12月6日にご逝去されました。上村先生は、任天堂株式会社のファミリーコンピュータやスーパーファミコンなどの開発責任者として、日本および世界のデジタルゲーム産業の形成と発展において極めて重要な役割を果たされてこられました。1998年には、京都府の仲立ちによって任天堂と立命館大学が協働するゲーム保存活動を推進するためにご尽力され、2004年からは立命館大学大学院先端総合学術研究科に教授として赴任されるなど、ゲーム業界と学術界を橋渡しする努力を続けられてこられました。また、2011年に立命館大学ゲーム研究センターが設立されて以降は、センター長としてニューヨーク大学、ストロングナショナル遊戯博物館、英国ナショナルビデオゲーム博物館をはじめ、世界各国のゲーム関連の施設を訪問され、日本と世界のゲーム研究機関や研究者をつなぐための努力をなされてきました。
このような上村先生のご尽力の一つの成果として、2019年8月に本センターがホストとなり実施されたRitsumeikan Game Weekにおいては、ゲームに関連する3つの国際カンファレンスが連続で開催され、世界中から600名以上ものゲーム研究者が立命館大学の衣笠キャンパスに集いました。そして、上村先生が立命館大学に着任されて以降、ますます活性化したゲーム関係の教育や研究活動により、現在、先生の元から巣立っていった多くの卒業生が、ゲームやコンテンツ業界で活躍するとともに、高等教育機関でゲーム研究や教育に携わるようになっています。
本センターは、上村先生のこれまでのご活動と立命館大学ならびにゲーム研究のコミュニティに対するご貢献にあらためて深く感謝し、心より追悼を申し上げますとともに、上村先生を偲ぶ会を以下の日程にて開催いたしますことをお知らせいたします。
日時:2022年3月12日(土)
会場:立命館大学衣笠キャンパス
※偲ぶ会につきましては、午前に関係者のみでの開催、午後に一般参加の形式での実施を予定しています。会の詳細およびご参列の手続き等につきましては2月上旬に本ウェブサイトにおいて告知いたしますので、改めてのご確認をお願いいたします。なお、新型コロナウイルスの感染状況により、開催の中止や実施形式の変更、入場制限などを行う場合がありますので、ご承知おきいただきますようにお願いいたします。
As we recently announced, Professor Masayuki Uemura, the founder and first director of our center and most recently research advisor, passed away on December 6, 2021.
Professor. Uemura played an essential role in the formation and development of the digital game industry as a chief developer of Nintendo’s Family Computer and Super Famicom. In 1998, he began taking the initiative of collaborative endeavors between Nintendo and Ritsumeikan University for video game preservation. In 2004 he was appointed as a professor at the Graduate School of Core Ethics and Frontier Sciences. In this role he made efforts to connect the game industry with the academic world. In addition, since the establishment of the Ritsumeikan Game Research Center, he visited and lectured at New York University, the Strong National Museum of Play and the British National Videogame Museum as the center’s director. Thus, he has made efforts to connect Japan with the rest of the world to expand the game research community which has emerged from Ritsumeikan. These efforts culminated in Ritsumeikan Game Week, a series of three international conferences held in 2019 that brought together more than 600 game researchers from around the world.
With invigorating research and education relating to video games and play during his tenure at Ritsumeikan, many graduates who studied under him are quite active in pursuit of game and content industries careers, while others have grown to become leading contributors of game research and education at higher educational institutions.
We would like to express our deepest gratitude to Professor Uemura for his contributions to Ritsumeikan University and this center, and at the same time, we would like to offer our heartfelt condolences.