2022年1月26日
文化庁
立命館大学ゲーム研究センター
ゲーム音楽をテーマにしたオンライン展覧会「Ludo-Musica II 〜 ゲームのための音楽/音楽のためのゲーム」を2022年1月29日より開催いたします。
この度、これらの活動のひとつとして、昨年度に引き続き、オンラインにおけるゲーム展示の課題発見・検証を目的にパイロット展「Ludo-Musica II」を開催する運びとなりました。
令和3年度は、東京オリンピックにおけるゲーム音楽の使用や、すぎやまこういち氏のご逝去など、日本のゲーム音楽において大きな出来事が重なった年となりました。
これらの出来事は、ゲーム音楽という文化への注目が急速に高まったことを示すと同時に、その文脈が、永久に失われる危険性を持つことを改めて我々に知らせてくれました。我々はゲームアーカイブという課題に改めて真剣に向き合う必要に迫られたといえます。
本展ではこのような問題意識から構成しています。様々な切り口からピックアップされたゲーム音楽をお楽しみ下ください。
なお、本展示のタイトルである「Ludo-Musica」は「遊び(Ludus)」と、「音楽(Musica)」を組み合わせた造語です。古来より続いてきた様々な音楽とは異なる「ゲーム音楽の特色」を 広義の“遊び”という切り口から展示するという意図を込めています。
展示構成:
- Stage 0 音楽からみるビデオゲーム
- Stage 1 音楽からみるビデオゲーム II
- Stage 2 「ゲームならでは」の音楽体験
- Stage 3 「三国志」の世界を構成する音楽
展示作品推薦者:
鴫原盛之、慶野由利子、吉田寛、井上明人、伊藤彰教、岸智也、岩本翔、中村彰憲 、尾鼻崇、寺町電人、中潟憲雄、川田宏行、小山友介、鮫島朋龍、メタルユーキ、マーティン・ロート、TAITAI、渡辺量、川口貴志、木幡周治(掲載順、敬称略)
URL:https://ludomusica.net/ (2022年12月26日現在リンク切れ)
アーカイブページ:https://second.ludomusica.net/
開催概要:
文化庁令和3年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業オンライン展
Ludo-Musica II 〜 ゲームのための音楽/音楽のためのゲーム
- 展示期間:令和4年1月29日(14時)〜2月28日(17時)
- 展示場所:オンライン展示
- 展示内容:デジタルゲームの音楽をテーマとしたオンライン展示
- 言語:日本語/英語
- 主催: 文化庁
- 共催:立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)
- 後援:大阪国際工科専門職大学、「三国志 水魚之交」展実行委員会
- 連携企画協力:コーエーテクモゲームス
- 協力:大阪樟蔭女子大学美粧学研究室、ゲームアーカイブ推進連絡協議会
- ディレクター:尾鼻崇
- キュレーター:尾鼻崇、岩本翔、小出治都子
- 情報開示日:令和4年1月26日12時
閲覧推奨環境:
- Microsoft Edge最新バージョン
- Google Chrome 最新バージョン
- Firefox 最新バージョン
- Safari 最新バージョン
- iOS、Androidの標準ブラウザ
※本展示は「文化庁令和3年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業」[1]の一環として実施するものです。立命館大学では平成27年度より文化庁の委託を受け、ゲームアーカイブ所蔵館の連携推進およびゲームアーカイブ利活用の調査・実践を進めて参りました。
[1] 「メディア芸術連携基盤等整備推進事業」は、「我が国でこれまで創造されてきたメディア芸術作品を保存・活用するために必要な基盤となる作品の所蔵情報等の整備の推進、産学館(官)の連携等の分野を横断して課題解決に取り組む事業を一体的に実施するとともに、アーカイブ化した作品・資料等の活用に資する取組みを実施することにより、貴重なメディア芸術作品・資料等の鑑賞機会の創出、インバウンドの増加、メディア芸術作品等の収集・保存・活用を担う人材の育成を図り、もって我が国のメディア芸術の振興を図る」ことを目的として実施されている文化事業です。