立命館大学ゲーム研究センターキックオフカンファレンス「ゲーム研究の現在形」を開催します(10/14)

ゲームを対象とする日本で唯一、初めての学術的機関として2011年4月に設立された立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)ではキックオフカンファレンス〈ゲーム研究の現在形〉を開催します。ゲーム研究はこれまで何をやってきたのか、これから何をやるべきなのか。大学という場では何ができるのか。そしてグローバルな現状はどうなっているのか。日本国内および海外からお招きする気鋭の研究者を交え、ゲーム研究の課題と展望について考えます。

開催概要
イベント名称 立命館大学ゲーム研究センターキックオフカンファレンス
「ゲーム研究の現在形」
日時 2011年10月14日(金)13:00〜17:00 (開場 12:30)
会場 立命館大学アート・リサーチセンター(衣笠キャンパス)多目的ルーム
参加費 無料(事前申込み不要)
主催 立命館大学ゲーム研究センター
共催 立命館大学アート・リサーチセンター

プログラム

オープニングスピーチ/センター紹介 13:00~13:30
上村雅之(立命館大学ゲーム研究センター長/大学院先端総合学術研究科教授)

カンファレンス1 13:30~15:00
「ゲーム研究の現在──その課題と展望」

趣旨 ゲーム研究のこれまでとこれから、とりわけ日本の大学や研究機関の中でこれまで何をしてきたか、これから何ができるか、という問いを軸として、ゲーム研究の現状と課題のマッピング、様々な方法論の位置づけ、システムやルール、物語などゲーム(研究)の本質に関わるキーワードの再検討などを行います。
パネリスト 井上明人(国際大学GLOCOM研究員/助教)
七邊信重(東京工業大学特任講師)
高橋志行(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程)
ファシリテーター 吉田寛(立命館大学ゲーム研究センター事務局長/先端総合学術研究科准教授)

カンファレンス2 15:15~16:45
「ビデオゲームとグローバリゼーション──文化/産業/研究」
※使用言語は日本語・英語ですが、英語部分には通訳がつく予定です。

趣旨 ビデオゲームは現在、われわれにもっとも身近な国際的コミュニケーション手段となっています。それは今や、かつての音楽や映画に代わって、グローバル文化の中心に位置するといっても過言ではありません。ではビデオゲームの開発や流通、研究を取り巻く環境は、そうしたグローバリゼーションとこれまでいかに向き合い、また今後いかに向き合っていくのでしょうか。アメリカ、ヨーロッパ、アジアの動向に詳しい三人の専門家が〈ビデオゲームのグローバル化〉と〈グローバリゼーションの中のビデオゲーム〉を双方向から問い直します。
パネリスト ヤッコ・スオミネン(フィンランド/トゥルク大学教授)
ジェフリー・マーティン・ロックウェル(カナダ/アルバータ大学教授)
中村彰憲(立命館大学ゲーム研究センター/映像学部教授)
ファシリテーター 稲葉光行(立命館大学ゲーム研究センター/政策科学部教授)

クロージングスピーチ 16:45~17:00
細井浩一(立命館大学ゲーム研究センター/映像学部教授)

※カンファレンス終了後、キャンパス内にて懇親会(会費制)を予定しております。
詳細は当HPにて後日ご案内いたします。

ゲストパネリスト
ヤッコ・スオミネン
Jaakko Suominen

 


トゥルク大学(フィンランド)教授
デジタル文化、情報技術の文化史。ポリ大学コンソーシウム(UCPori)の学際的アカデミック・コミュニティでも活動中。ゲーム研究者としては、ゲーム文化史やレトロゲームの歴史、ゲームクリエイションにおける過去の遺産の活用方法をテーマとする。
http://www.tuug.fi/~jaakko/ (2022年12月26日現在 リンク切れ)

ジェフェリー・マーティン・ロックウェル
Geoffrey Martin Rockwell

 


アルバータ大学(カナダ)教授
哲学、ヒューマニティーズ・コンピューティング。哲学的対話からテクストの視覚化、デジタル人文学、教育工学、コンピュータゲームとマルチメディアまで、その関心は幅広い。著書に『ダイアローグを定義する──ソクラテスからインターネットまで』(2003年)。

井上明人(いのうえ・あきと)

 


国際大学GLOCOM研究員・助教
コンピュータ・ゲームの理論研究。論文に、「遊びとゲームをめぐる試論 ―たとえば、にらめっこはコンピュータ・ゲームになるだろうか―」など。節電ゲーム#denkimeterの原案者としても知られる。

七邊信重(ひちべ・のぶしげ)

 


東京工業大学エージェントベース社会システム科学研究センター特任講師
日本デジタルゲーム学会編集委員。コンテンツ文化史学会事務局長。IGDA日本SIG-INDIE世話人。専門は情報社会学、コンテンツ研究。論文に、「持続的な小規模ゲーム開発の可能性――同人・インディーズゲーム制作の質的データ分析」『デジタルゲーム学研究』第3巻第2号(2009年)など。

高橋志行(たかはし・むねゆき)

 


一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程
社会心理学・相互行為論を専攻。論文に「体験型コンテンツの消費形態――インタフェース・デザイン論から再考する」(2011)など。Analog Game Studies(AGS)会員。

お問い合わせ

立命館大学研究部リサーチオフィス(衣笠)
電話: 075-465-8206
FAX: 075-465-8342
E-mail: rcgsst.ritsumei.ac.jp

アクセス

立命館大学アート・リサーチセンター(衣笠キャンパス)
〒603-8577 京都府京都市北区等持院北町56-1
立命館大学衣笠キャンパス(Contact)
キャンパス内マップ(立命館大学アート・リサーチセンターHP)